オーストラリア市場レポート 2010年8月13日
ウォール街で3取引日連続の下落が記録されたものの、オーストラリアの株式市場は午前中の取引において上昇した。
ウォール街で3取引日連続の下落が記録されたものの、オーストラリアの株式市場は午前中の取引において上昇した。
米国の商務省が第3四半期のGDP・消費者支出予測を引き下げたことから、昨夜の米国株式は値を下げて取引を終えた。第3四半期の米国経済成長は以前に予測されていた3.5%拡大から2.8%へと下方修正された。中国の銀行規制当局による自己資本比率条件により同国の融資業者が中国での融資を緊縮せざるを得なくなるのではないか、と投資家たちは懸念した。
経済データや前向きな業績報告、連邦準備金制度 Ben Bernanke 議長の2期目に対する選任を受けて、昨夜のウォール街は上昇した。全国産業審議会による8月消費者信頼感指数は経済専門家の予想を上回る2ヶ月目の上昇を記録した。
今週、市場が経済データを待つ状態となっていることから、昨夜の米国株式は少ない取引量の中、横ばいで取引を終えた。ダウ・ジョーンズ工業平均は9ヶ月超の期間における最高水準の終値を若干上回った。
前回の取引における大幅下落の後、昨夜の米国株式は値を上げて取引を終えた。ダウを構成する Home Depot などの小売業者からの予測よりも良い内容の業績により、この回復が支えられた。
投資家たちがヨーロッパや米国においての更なる下落を予測したため、昨日のオーストラリア株式市場は大幅安で取引を終えた。S&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は132.7ポイント・3.4%下落し3,723.4、全株価指数は131.7ポイント・3.4%下落の3,710.8ポイントとなった。
ウォール街からの強い先導に関わらず、水曜日のオーストラリア株式は若干安で取引を終えた。国際的な混乱の中、市場は引き続き方向性を模索している。S&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は9.2ポイント・0.25%下落し3,668.2、全株価指数は5.9ポイント下落の3627.2ポイントとなった。