オーストラリア市場レポート 10月21日:落胆的な米国住宅データ
いくつかの力強い業績報告がなされたものの、低調な住宅レポートを受けた昨夜のウォール街は下落した。個人所有住宅の着工数は予測を下回る0.5%増の59万棟となった、と商務省は語った。
いくつかの力強い業績報告がなされたものの、低調な住宅レポートを受けた昨夜のウォール街は下落した。個人所有住宅の着工数は予測を下回る0.5%増の59万棟となった、と商務省は語った。
企業業績報告の波に先立ち投資家たちが利益確保に動いたことから、テクノロジー部門における買収ニュースが相殺され、昨夜の米国株式は入り混じった状態で取引を終えた。ダウ指数は若干安で取引を終えたが、ハイテク比重の高いナスダック総合は Cisco による Starent Networks 買収取引を受けて上昇した。
2日間の回復の後、昨日のウォール街は横ばいで取引を終えた。第3四半期の業績報告期開始を前に、トレーダーたちは警戒を強めた。最初に業績報告を行った Alcoa (NYSE:AA) は、3四半期連続で損失を記録した後、第3四半期において予測よりも良い内容となった純利益7,700万米ドルを報告した。
大正製薬(TYO:4535)が水曜に伝えたところによると、同社はアジア太平洋(中国、日本を含む)における市販薬品関連資産3億1000万米ドル相当をBristol-Myers Squibb Co.(NYSE:BMY)より買収する計画である。
米国での前向きな経済データを受け、火曜日のウォール街は若干高で取引を終えた。一方、連邦準備金制度理事会の Ben Bernanke 議長は「現時点で不況が終了した可能性が非常に高い」と語った。政府による「失敗への現金」プログラムにより8月の米国小売売上げは予想外に好調となったが、これは消費者支出における持続的な回復を示していない可能性がある、とアナリストたちは警告した。
ある調査において米国の消費者心理が3ヶ月間での最高水準へ上昇したことが示されたものの、金曜日のウォール街はマイナス領域で取引を終えた。しかしダウは164ポイント・1.74%上昇し、その週で4日間の回復を記録した。
米国市場は休日・労働者の日のため閉場となった。ヨーロッパとアジアの市場では月曜日に力強い上昇が見られた。