オーストラリア市場レポート 2月20日:深刻化する不況の新たな兆候
引き続く失業手当の請求数が約500万件という過去最多へ増加し、不況が深刻化しているという新たな兆候が現れていると労働省が語ったことを受けて、昨夜の米国市場は6年間での最低水準で取引を終えた。主要銀行の今後に対する懸念も市場に圧力をかけた。
引き続く失業手当の請求数が約500万件という過去最多へ増加し、不況が深刻化しているという新たな兆候が現れていると労働省が語ったことを受けて、昨夜の米国市場は6年間での最低水準で取引を終えた。主要銀行の今後に対する懸念も市場に圧力をかけた。
昨日のオーストラリア株式は全部門において値を下げて取引を終えた。S&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は1.48%・51.1ポイント下落の3,413.2、全株価指数は1.33%・45.3ポイント下落の3,366.9ポイントとなった。今週の国内市場はこれまで4.1%下落し、ベースメタルや石油価格の低下のあと株式は更なる下落を記録する可能性がある。
昨日のアジア主要市場は大半が値を下げて取引を終えた。東京の株式は経済の大幅縮小データにより打撃を受けたが、上海総合は政府による更なる経済刺激策への希望を背に他のアジア市場を上回った。これにより香港の株式も引き上げられた。
昨日のオーストラリア株式市場は、ウォール街からのマイナス先導により影響を受けたあと若干安で取引を終えた。S&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は14.3ポイント-0.4%下落の3,474.4、全株価指数は10.5ポイント-0.3%下落の3,418.1ポイントとなった。トレーダーは今日、利益増や300億豪ドルでの資本注入に関する Chinalco との交渉の詳細を含む Rio Tinto の業績報告に期待を寄せている。
イギリスからのマイナス先導により、昨日のオーストラリア株式市場は3%超下落した。S&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は112.7ポイント・3.1%下落の3,476.6、全株価指数は106ポイント・3%下落の3,425ポイントとなった。