アジア市場概観 2月9日
先週金曜日のウォール街での反発を受けて、月曜日のアジア市場では上昇が見込まれている。日本の日経平均は円安のなかで輸出業者に支えられることが予測される。船舶株による引き続きの先導や一次産品への需要が上昇するのではないかという希望のもとで鉱業株が上昇し、金曜日のアジアの株式は各地で反発を記録した。上海総合指数はその週での最高成績となる4%上昇を記録、香港においては中国関連株が市場を引き上げた。
先週金曜日のウォール街での反発を受けて、月曜日のアジア市場では上昇が見込まれている。日本の日経平均は円安のなかで輸出業者に支えられることが予測される。船舶株による引き続きの先導や一次産品への需要が上昇するのではないかという希望のもとで鉱業株が上昇し、金曜日のアジアの株式は各地で反発を記録した。上海総合指数はその週での最高成績となる4%上昇を記録、香港においては中国関連株が市場を引き上げた。
海外市場からの先導により、先週のオーストラリア株式市場は1%上昇で取引を終えた。S&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は41.3ポイント・1.2%上昇の3,469.9、全株価指数は34.9ポイント・1%上昇の3,407.5ポイントとなった。
金融株の上昇と低調な価格見通しによる不動産デベロッパーの下落から、火曜日のアジア各市場は入り混じった状態で取引を終えた。
中央銀行による金利引下げが金融株を支え、火曜日のオーストラリア株式市場は値を上げて取引を終えた。S&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は11.3ポイント・0.32%上昇の3,508.7、全株価指数は5.6ポイント・0.16%上昇の3,449.1ポイントとなった。投資家たちは今日、BHP Billitonの業績報告やオーストラリア準備銀行による金利引下げを受けての主要4銀行の決定に注目している。
多くのアジア市場は月曜日、国際不況が深刻化しているという懸念のもとで下落した。旧正月休み明けの中国の株式は上昇したものの、香港の株式は大幅に下落した。東京では日本の大企業数社が数年間での最低水準へ落ち込んだ。一方、中国の上海総合は他の指数と異なり、中国政府が穀物生産の低下を防ぐ対策を発表したことから農業部門が支えられ、1%の上昇を記録した。
昨日のオーストラリア市場は値を下げて取引を終えた。S&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は43.3ポイント・1.2%下落の3,497.4、全株価指数は34.6ポイント・1%下落の3,443.5ポイントとなった。市場は、今日発表されるオーストラリア準備銀行の金利引下げ決定と収益報告を見守っている。
アジアの各市場はウォール街での落ち込みを受けて下落するものと見られている。経済の苦境や集積回路部門合併の可能性・損失見込み・格下げに関するニュースにより打撃を受けた東芝の下落から、金曜日の日本の日経平均は3.1%下落した。ハンセン指数は123.78ポイント・0.94%上昇し13,278.21で取引を終えた。上海と深川の証券取引所は今日、1週間の旧正月休みのあと開場する。