オーストラリア市場レポート 2月27日:発表から「新しい世界」を見つける
昨日のオーストラリアの株式は若干高を記録した。これは市場において石油価格の上昇と民間銀行の見通しについて楽観性の高まりが見られたことによる。S&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は0.54%・18ポイント上昇の3,345.5、全株価指数は0.48%・15.9ポイント上昇の3,297.4ポイントとなった。
昨日のオーストラリアの株式は若干高を記録した。これは市場において石油価格の上昇と民間銀行の見通しについて楽観性の高まりが見られたことによる。S&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は0.54%・18ポイント上昇の3,345.5、全株価指数は0.48%・15.9ポイント上昇の3,297.4ポイントとなった。
米国政府が40%もの Citigroup 普通株を保有することになる可能性があるとのニュースの後で反発が見られたものの、昨日のオーストラリア市場は値を下げて取引を終えた。S&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は1.5%・51.2ポイント下落の3,351.2、全株価指数は1.5%・48.9ポイント下落の3,304.1ポイントとなった。ウォール街での大幅な落ち込みを受けて、今日の国内株式は新たな下落を示すと見られている。
引き続く失業手当の請求数が約500万件という過去最多へ増加し、不況が深刻化しているという新たな兆候が現れていると労働省が語ったことを受けて、昨夜の米国市場は6年間での最低水準で取引を終えた。主要銀行の今後に対する懸念も市場に圧力をかけた。
イギリスの銀行がさらなる資金調達を必要とする可能性があると投資家たちが懸念したため、昨日のオーストラリア株式は金融株に引き摺られ大幅に下落した。企業の望ましくない売上報告も市場を押し下げた。S&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は1.5%・52.6ポイント下落の3,464.3、全株価指数は1.4%・49.1ポイント下落の3,412.2ポイントとなった。
米国市場での後半の回復を受けて、金曜日のアジア各主要指標は上昇した。日本の日経225は0.96%上昇、韓国の Kospi は0.5%上昇で取引を終えた。上海総合は3%上昇し2,300ポイントを上回り、香港のハンセン指数は2.47%高、台湾の主要指数は2.1%上昇した。
負債を抱えた Rio Tinto が中国の鉄鋼メーカー Chinalco との300億豪ドルの取引を発表するという期待の中、昨日のオーストラリア市場は値を上げて取引を終えた。S&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は39.9ポイント・1.15%上昇の3,514.3、全株価指数は40.4ポイント・1.18%上昇の3,458.5ポイントとなった。投資家たちは今日、政府による420億豪ドルでの経済刺激策の行方を見守ることになる。これは政府により初めに提出された計画が上院にて却下され、議会において改正案が議論されることによる。
昨日のオーストラリア市場は若干安で取引を終えた。S&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は19.9ポイント・0.6%下落の3,488.7、全株価指数は17.2ポイント・0.5%下落の3,428.6ポイントとなった。