オーストラリア市場レポート 9月3日:米国雇用データにより高まる不安
落胆的な8月の非農業給与レポートを受けて、昨夜のウォール街は更なる下落を記録した。このレポートにより、今週発表される予定の主要な雇用報告に対する不安が高まった。米国の民間部門では8月に29万8千件の雇用が削減された。これは経済専門家たちによる予測を上回るものであった。
落胆的な8月の非農業給与レポートを受けて、昨夜のウォール街は更なる下落を記録した。このレポートにより、今週発表される予定の主要な雇用報告に対する不安が高まった。米国の民間部門では8月に29万8千件の雇用が削減された。これは経済専門家たちによる予測を上回るものであった。
消費者データを受けて金曜日の米国株式は値を下げた。7月の消費者支出が若干上昇する中で個人所得には変化がなかった、と商務省は発表した。米国消費者心理における下降基調のデータも市場に圧力を掛けた。
経済データや前向きな業績報告、連邦準備金制度 Ben Bernanke 議長の2期目に対する選任を受けて、昨夜のウォール街は上昇した。全国産業審議会による8月消費者信頼感指数は経済専門家の予想を上回る2ヶ月目の上昇を記録した。
米国の中古住宅販売データを受けた投資家たちが不況は終わったとの確信を強めたことから、金曜日のウォール街は4日連続の上昇を記録した。先週1週間においてダウ・ジョーンズ工業平均は約2%上昇、Standard & Poor's 500指数は2.2%上昇した。
複数の最新経済データにおいて不況が底を打ったことが示されたことから、昨夜のウォール街は3日連続での上昇を記録した。巨大保険会社American International Groupが政府融資の返済を見込んでいると語ったことを受けて金融部門は上昇した。
予測よりも良い内容の米国製造業調査データが発表されたにも関わらず、昨夜の米国株式は大幅に下落した。アジアやヨーロッパ市場での下落が米国株式に大きな圧力を掛けた。月曜日の上海株式は5.8%下落した。
金曜日に発表される予定の主要な雇用データに対し投資家たちが不安を抱いたことから、木曜日の米国株式は2日連続で下落した。同データにおいて失業率が26年間での最高値となった6月の9.5%から上昇し9.6%になるものと経済専門家の多くは予測している。