アジア市場レポート:1月27日
消費者信頼感データや Apple からの力強い収益報告により後押しされた前半の上昇分を失い、火曜日の米国株式は若干安で取引を終えた。銀行規制案に対する不安が続いたことから、投資家たちは警戒を続けた。
消費者信頼感データや Apple からの力強い収益報告により後押しされた前半の上昇分を失い、火曜日の米国株式は若干安で取引を終えた。銀行規制案に対する不安が続いたことから、投資家たちは警戒を続けた。
ウォール街は今日のアジア市場へマイナスの先導をもたらした。 Barack Obama 大統領が金融機関によるリスクテイクに対しより厳格な制限を提案したことを受け金融株が下落し、昨夜の米国株式は値を下げた。 Obama 大統領の計画では、銀行を保有する金融機関はヘッジファンドまたはプライベート・エクイティ・ファンドへの投資・所有・スポンサー行為を行うことができなくなる。
昨日の米国市場は休日のため閉場となった。昨夜のヨーロッパ株式は好調な一次産品価格を受け上昇した。トレーダーたちが米国の企業収益報告を待っていることから、月曜日のアジア各市場は入り混じった状態で取引を終えた。日本の日経225は1.2%減、香港のハンセン指数は0.9%減、中国の上海総合は0.4%増、韓国の Kospi は0.6%増、台湾の Taiex は0.2%減となった。
JPMorgan Chase が住宅ローンやクレジットカードローンにおける第4四半期の大規模な損失を報告したことから、金曜日の米国株式は金融部門に先導され下落した。 Intel の株式も同社史上最大の売上総利益率を報告したものの下落となった。これは、同社株がピークに近づいているのではないかという懸念が投資家たちの間で高まったことによる。週間でダウ指数は8.54ポイント・0.08%減となった。
木曜日のウォール街は落胆的な経済データのニュースをかわし、前半の下落から反発した。12月の米国小売売上は予想外に0.3%減少し、休暇期のショッピングシーズンにおける低調さを示した。投資家たちが Intel からの力強い数値を期待したことから、市場の上昇はテクノロジー株によって先導された。
予測よりも良い内容の小売売上データや前向きなブローカーのコメントに支えられ、昨夜の米国株式は若干高で取引を終えた。しかし、非農業部門雇用者数データの発表を前に、投資家たちは警戒を続けた。木曜日のアジアの株式は大半が値を下げた。中国の中央銀行は銀行間の短期金融市場における流動性を引き締めており、中国の上海総合は利率引上げの可能性に対する懸念を受け1.9%下落した。
米国とヨーロッパの市場が2010年の楽観的な見通しを受け昨夜反発を記録したことから、アジアの各市場は上昇する可能性がある。昨日のアジア各市場は大半が新年を上昇でスタートした。日本の日経は円安や日本航空への金融救援策を受け1%上昇した。世界の各市場も中国やインドからの力強い製造業データにより活気付いた。しかし中国の上海総合は月曜日、インフレへの懸念を受けて1%下落した。