電気・ガス会社のDUET Group (ASX:DUE)は、Dampier Bunburyパイプラインを原動力として半期収益を黒字に転換した。
Sydney, 2010年2月22日, AEST (ABN Newswire) - 米連邦準備制度理事会が金融危機以降初めて公定歩合の引き上げに踏み切ったことから、オーストラリア株式ならびにアジア諸国の株式市場は下落した。NABの収益結果が横ばいであったこともオーストラリア株式の下げ要因となった。取引終了時のS&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は19.8ポイント・0.4%下落の4635.1ポイント、全株価指数は17.6ポイント0.4％下落の4656.３ポイントとなった。国内市場は一週間で2％の上昇。
注目の経済事象と数字
オーストラリア準備銀行(RAB)総裁のGlenn Stevens氏は金曜日上院での演説において、インフレをRBAが設定した2～3％のターゲット域内に保つため、金融政策に関して追加的な調整が必要であると述べた。Stevens氏はまた、オーストラリアの借入れ金利は未だ平均を50～100ベーシス・ポイント下回る数字であると言及した。
オーストラリア統計局は1月の新車販売データを発表する予定。
企業合併＆買収ニュース
Warrnambool Cheese & Butter Factory Co. (
ASX:WCB)は金曜日、Murray Goulburn Cooperative Co. Limitedからの修正提案を、全会一致で否認したことを発表した。その理由としては、同社の中長期的、現時点および今後の方向性、地理的な固有性、オーストラリアの乳製品業界における戦略的位置付けという観点から同社の価値を十分反映していないためとした。修正案は、WCB株1株につき4.35豪ドルが提示、同社の価値を1億7400万豪ドル相当とした内容。
重要企業ニュース
Fortescue Metals Group (ASX:FMG)は12月31日までの半期純利益を4300万米ドルとした。これは前年同期に記録した7億6千万豪ドルから大幅な減少。この結果は主要事業以外、Leucadiaローンの再評価や外国為替調整に影響を受けたもの。
掘削作業関連サービスを展開しているBoart Longyear Ltd (ASX:BLY)は1490万米ドルの年間純損失を記録した。これは中小規模の資源会社の資金調達が限定的であったことに加えて、大手資源会社の探査に関しても経費削減がなされたことが主な原因。同社は2010年の見通しについては慎重ながらも前向きな姿勢を保っており、年間収益は15％増、EBITDA（金利・税金・償却前利益、支払利息・税金・減価償却・償却控除前利益）については1億7千万米ドルと予測している。
National Australia Bank (ASX:NAB)は第1四半期の現金収益は11億豪ドルで、2009年9月までの3ヶ月間から20％増となった。同社はまた、不良債権に関して2009年度第3四半期に経験したピーク時を超えることは無いと予測している。
電気・ガス会社のDUET Group (ASX:DUE)は、Dampier Bunburyパイプラインを原動力として半期収益を黒字に転換した。2009年12月31日までの半期純利益は8070万豪ドル。昨年は1億4700万豪ドルの損失を記録していた。昨年の損失は主に、ヘッジ目的での外国為替デリバティブ等の時価評価によるものであった。
Spotless Group (ASX:SPT)は多数の新契約を締結、上半期純利益を41％増とした。12月31日までの半期純利益は昨年の1740万豪ドルから、2450万豪ドルとした。Spotlessは両事業において販売の回復のタイミングに関して不透明な状況が続くものの、2010年度下半期の収益は上半期を上回ると予測している。
Hutchison Telecommunications (Australia) Ltd (ASX:HTA)は12月31日までの年間純利益を4億6770万米ドルとした。これはVodafone Australiaとの合併の影響が大きい。HTAのチェアマンCanning Fok氏は、HTAは合併後のVodafone Hutchison Australiaの早期の進展と持続的な顧客層の拡大に満足していると述べた。
Pike River Coal Limited (NZE:PRC)(PINK:PKRRF)は金曜日、同社のインド向けプレミアムコークス用炭の第1回の輸出を発表した。Pike Riverの初回の輸出船積みは2万トンのプレミアムコークス炭で、Lyttelton港からTian Bai FengにてインドのGujaratのBedi港へと運搬される。
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