Sydney, 2009年2月3日, AEST (ABN Newswire) - 多くのアジア市場は月曜日、国際不況が深刻化しているという懸念のもとで下落した。旧正月休み明けの中国の株式は上昇したものの、香港の株式は大幅に下落した。東京では日本の大企業数社が数年間での最低水準へ落ち込んだ。一方、中国の上海総合は他の指数と異なり、中国政府が穀物生産の低下を防ぐ対策を発表したことから農業部門が支えられ、1％の上昇を記録した。
アジア経済ウォッチ
韓国政府の最新データでは、数十年間で最悪の経済危機のなかで悪化する国内経済状況への恐怖により、さらに多くの民間・自営業が崩壊しているということが示された。同国の1月の輸出は記録的な前年比32.8％減であった、と昨日の政府報告が示した。国際通貨基金は火曜日、輸出や国内需要の大幅な下落のため、韓国に対する2009年経済見通しを以前に予測した2.0％成長から4％縮小へ引き下げた。
中国の商務部は、旧正月期の小売売上げ成長が減速したと語った。データは旧正月期の小売売上げが前年比13.8％増の2,900億元であったと示した。これは従来15％から16％であったものである。政府による新たな統計は、地方からの移民労働者の7人に１人超が解雇された、もしくは職に就くことができないことを示しており、これは5週間前に予測された数の2倍となっている。
企業ニュース
インド最大のデベロッパー DLF (BOM:532868) は、減速する経済において需要の拡大を支援するため、住宅価格の20％引き下げを計画している。 DLF は、その引き下げを今後3ヶ月間の新プロジェクトにおいて導入する見込みである。
Bank of China (SHA:601988) (HKG:3988) は昨日、同行の個人融資が昨年630億元超増加したと語った。不動産、自動車、消費者市場が冷えていることを反映し、この個人融資の成長は前年の約1,148億5,000万元増からの大幅な減速となった。
中国最大の融資業者 ICBC (SHA:601398) (HKG:1398) は昨日、同社海外事業の資産が昨年約15％の成長し、国際決済事業が初めて7,500億米ドルを超えたと語った。
Softbank Group (TYO:9984) (OTC:SFTBF) の系列会社 SoftBank Mobile Corp. と Emobile Ltd. はワイヤレスデータ通信サービスにおけるタイアップ交渉の最終段階に入ったと伝えられている。
韓国の Daewoo Shipbuilding & Marine Engineering Co. (SEO:042660) は、船舶価格の上昇と鉄鋼板コストの低下により、第4四半期純利益における大幅な上昇を報告した。
Mitsubishi Motors Corp. (TYO:7211) は、3月31日までの1年間における約200億円のグループ純損失を計上するものと見られている。これは2007年会計年度では347億円の純利益であった。
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