アジア市場レポート:2月9日
ギリシャ・スペイン・ポルトガルでの国債問題の不確実性を受け、昨日のアジア株式は大半が下落した。日本の日経平均は1.1%下落し、終値は2ヶ月間での最低水準となった。韓国の Kospi は0.9%下落、香港のハンセン指数は0.6%下落となった。しかし、シンガポールのストレイトタイムズ指数は0.4%上昇した。
ギリシャ・スペイン・ポルトガルでの国債問題の不確実性を受け、昨日のアジア株式は大半が下落した。日本の日経平均は1.1%下落し、終値は2ヶ月間での最低水準となった。韓国の Kospi は0.9%下落、香港のハンセン指数は0.6%下落となった。しかし、シンガポールのストレイトタイムズ指数は0.4%上昇した。
金曜日のオーストラリア株式市場は、二日連続で1ヶ月ぶりの安値更新をした。中国の減速への懸念と、バラク・オバマ米国大統領が銀行への規制を強めるのではないかという懸念が市場への圧力となった。取引終了時のS&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数および全株価指数は共に1.6%下落。S&P/オーストラリア証券取引所200銘柄は1週間で3.2%の下落となり、12ヶ月で最低の週間リターンとなった。
ウォール街は今日のアジア市場へマイナスの先導をもたらした。 Barack Obama 大統領が金融機関によるリスクテイクに対しより厳格な制限を提案したことを受け金融株が下落し、昨夜の米国株式は値を下げた。 Obama 大統領の計画では、銀行を保有する金融機関はヘッジファンドまたはプライベート・エクイティ・ファンドへの投資・所有・スポンサー行為を行うことができなくなる。
水曜日のオーストラリア株式市場は僅かに値を上げて取引を終了した。BHP Billitonが、プラス要因を示す半期の生産レポートの発表を受け一時は値を上げたものの、中国の銀行が今月の今後の貸付を停止する旨口頭注文を受けたとの知らせに影響を受け下落した。取引終了時のS&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は7ポイント・0.1%上昇の4868.2ポイント、全株価指数は5.5ポイント・0.1%上昇の4895.1ポイントとなった。
Alcoa の落胆的な第4四半期報告や Chevron そして Electronic Arts からの業績警告を受け、昨夜の米国株式は下落した。政府による課税案が銀行の利益に打撃を与える可能性があると投資家たちが懸念したことから、金融部門も下落となった。
米アルミニウム大手Alcoaが、市場の予想を外れた内容の第4四半期の収益結果を報告したことを受けて、先日のオーストラリア株式市場は利食い売りに転じ、値を下げた。また資源セクターが国内株式の下げを先導た。S&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は51.2ポイント・1.03%下降し4,899.5 ポイント、全株価指数は49.6ポイント・1%下降し4,931.6ポイントとなった。
予測よりも大きな結果となった雇用喪失データに関わらず、金曜日の米国株式は15ヶ月での最高水準の終値を記録し若干高となった。落胆的な雇用者数データを受け、米ドルは下落した。今週、米国企業は四半期収益報告期を開始する予定であり、前年同期比で大幅な改善が示されるものと広く見られている。