オーストラリア市場レポート 2010年7月9日
木曜日のオーストラリアの株式は海外市場からの力強い先導を受け反発、オーストラリアでの予想よりも良い内容の雇用データにより上昇が支えられた。総雇用は6月に45,900件増加、これに対し予測では15,000件の増加と見られていた。オーストラリアの6月の失業率は季節調整済みで5.1%、これは経済専門家が予測していた5.2%よりも良い数字となった。
木曜日のオーストラリアの株式は海外市場からの力強い先導を受け反発、オーストラリアでの予想よりも良い内容の雇用データにより上昇が支えられた。総雇用は6月に45,900件増加、これに対し予測では15,000件の増加と見られていた。オーストラリアの6月の失業率は季節調整済みで5.1%、これは経済専門家が予測していた5.2%よりも良い数字となった。
月曜日のオーストラリアの株式は前半での上昇分を失いマイナス領域で取引を終えた。市場の弱さは主に6月30日の会計年度締めを前にした税関連の売りによるものであった。 S&P/ASX 200 の基準指数は28.5ポイント・0.65%下落し4,384.5ポイント、全株指数は0.67%下落し4,409.7となった。
オーストラリアの紙商社・製紙企業である PaperlinX Ltd (ASX:PPX) は今日、同社がタスマニア州での製紙事業から撤退する最終段階にあると語った。同社はタスマニア州の Burnie 工場を閉鎖する予定で、事業収支は既に閉じられている。この閉鎖の完了をもって、 PaperlinX はオーストラリア・ニュージーランド・アジア・ヨーロッパ・北米の幅広い顧客への紙・看板・画像ソリューションの流通と産業用包装事業を行う商社となる。
木曜日のアジア各市場は値を上げた。香港のハンセン指数は1.9%上昇、韓国の Kospi は1.8%上昇した。中国の上海総合は、消費者物価指数の遅いペースでの上昇が金利引上げに対する懸念を和らげたものの、旧正月前の少ない取引において横ばいで取引を終えた。
第4四半期の収益結果における改善を投資家たちが見込んだことから、昨夜のウォール街は上昇した。中国の上向きな経済データを受け、米国の工業株はダウや S&P 500 を15ヶ月間での最高水準へと押し上げた。主要通貨グループに対し米ドルは0.5%下落した。
予想を上回る上昇を記録した11月の中古住宅販売を受け、昨夜の米国株式は上昇し取引を終えた。中古住宅販売数は7.4%増加し、経済専門家たちの予測を2倍超上回った。
消費者データを受けて金曜日の米国株式は値を下げた。7月の消費者支出が若干上昇する中で個人所得には変化がなかった、と商務省は発表した。米国消費者心理における下降基調のデータも市場に圧力を掛けた。