オーストラリア市場レポート 2010年4月29日:ウォール街での反発に関わらず続く低調
ウォール街からのプラス先導に関わらず、今日のオーストラリアの株式は取引前半において下落を続けた。ギリシャとポルトガルに対する信用格付けの格下げを受け、昨日のアジアとオーストラリアの各市場は大幅下落となった。今日のオーストラリア市場は金融株に先導され下落した。
ウォール街からのプラス先導に関わらず、今日のオーストラリアの株式は取引前半において下落を続けた。ギリシャとポルトガルに対する信用格付けの格下げを受け、昨日のアジアとオーストラリアの各市場は大幅下落となった。今日のオーストラリア市場は金融株に先導され下落した。
SAP Asia Pacific Japanは今日、Hera K. SiuをSAP China (ETR:SAP)のプレジデントに任命すると発表した。SAP Asia Pacific JapanのプレジデントであるSteve Wattsから直接の報告によると、Siu氏は、中国におけるSAPの業務用・オンデマンド・オンデバイス・ソリューションを引き続き成長させることに特に重点的に取り組むなかで、SAP China経営の全ての面について責任を引き受けるものとなる。
ギリシャへの救援策に対する期待を受け、水曜日のアジア株式は若干上昇した。オーストラリア経済が第4四半期において、2年近くの間での四半期毎の最速ペースとなる0.9%の成長を記録したとの公式データにより、昨日のオーストラリア市場は支えられた。日本の日経指数は0.3%上昇で取引を終えた。韓国の Kospi 総合は0.5%上昇した。上海総合は0.8%上昇となった。しかし、香港のハンセン指数は0.1%下落して取引を終えた。ウォール街が水曜日に若干安となったことから、今日のアジア市場は横ばいで取引を開始するものと見られる。
月曜日のアジア株式は少ない取引のなかで下落した。予測を若干上回る内容の第4四半期 GDP 数値が昨日発表されたものの、ウォール街での先週後半の下落や中国での金融引締めの影響を受けた東京の株式は値を下げた。月曜日のオーストラリア株式も一部の落胆的な収益報告から圧力を受け下落した。ウォール街や火曜日も休暇期となっている上海・香港・台湾・シンガポールなどのアジア主要市場からの先導はない。
ABN Newswire本日注目の株式:SAI Global Limited (ASX:SAI), Galaxy Resources Limited (ASX:GXY) (PINK:GALXF) and Dynasty Metals Australia Limited (ASX:DMA)
業績報告期がスタートしたことを受けて、金曜日のダウ指数は2009年における最高水準を記録した。ITの巨大企業 IBM や Intel による上向きな見通しにより、利益回復に対して高まる市場の期待が加速した。 S&P's 500 とナスダックはどちらも週間で4.5%超の上昇を記録した。
金曜日のウォール街は上昇傾向で7月最後の取引を終えた。予測よりも良い内容の業績報告に支えられ、ダウ指数は週間で0.86%・月間で8.58%上昇した。米国政府は金曜日、 GDP が第2四半期において1%低下したと報告した。これは経済専門家たちが約1.5%と予測していたものである。この結果により、世界大恐慌以降最悪の不況が終わりに近づいているという確信が投資家たちの間で強まった。