オーストラリア市場レポート 9月7日:米国雇用データを受けての上昇
政府によるレポートにおいて雇用削減のペースが8月に減速したことが示され、金曜日のウォール街は上昇した。しかし7月初旬以降最悪の成績となった週において、米国株式はマイナス領域に留まった。
政府によるレポートにおいて雇用削減のペースが8月に減速したことが示され、金曜日のウォール街は上昇した。しかし7月初旬以降最悪の成績となった週において、米国株式はマイナス領域に留まった。
予想よりも良い内容の小売売上データを受けて、昨夜のウォール街は下落の流れを終え若干高となった。8月の好調な売上データは金曜日に発表される予定の米国主要雇用データに対する不安をある程度和らげた。
経済データや前向きな業績報告、連邦準備金制度 Ben Bernanke 議長の2期目に対する選任を受けて、昨夜のウォール街は上昇した。全国産業審議会による8月消費者信頼感指数は経済専門家の予想を上回る2ヶ月目の上昇を記録した。
米国の中古住宅販売データを受けた投資家たちが不況は終わったとの確信を強めたことから、金曜日のウォール街は4日連続の上昇を記録した。先週1週間においてダウ・ジョーンズ工業平均は約2%上昇、Standard & Poor's 500指数は2.2%上昇した。
ダウ指数が1月以降初めて9,000ポイントを上回ったことを受けて、昨夜のウォール街は力強い上昇を記録した。同市場は上向きの住宅データや好ましい企業業績により後押しを受けた。
ウォール街は入り混じった状態で取引を終えた。ダウ指数と S&P 500 指数では上昇の流れが止まったが、 Nasdaq は Apple や Yahoo に先導され11日連続の上昇を記録した。投資家たちは業績報告に伴う一連の反発から得た利益分を確保し始めた。
ウォール街での新たな上昇に続き、昨日のオーストラリア株式市場は2日連続で値を上げて取引を終えた。S&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は57.4ポイント・1.5%上昇し3,924.5、全株価指数は58.7ポイント・1.5%上昇の3,917.5ポイントとなった。市場が信頼感を強化するため米国からの上向きな収益報告を引き続き待っているため、取引量は少ない状態が続いている。