アジア市場レポート:1月8日
予測よりも良い内容の小売売上データや前向きなブローカーのコメントに支えられ、昨夜の米国株式は若干高で取引を終えた。しかし、非農業部門雇用者数データの発表を前に、投資家たちは警戒を続けた。木曜日のアジアの株式は大半が値を下げた。中国の中央銀行は銀行間の短期金融市場における流動性を引き締めており、中国の上海総合は利率引上げの可能性に対する懸念を受け1.9%下落した。
予測よりも良い内容の小売売上データや前向きなブローカーのコメントに支えられ、昨夜の米国株式は若干高で取引を終えた。しかし、非農業部門雇用者数データの発表を前に、投資家たちは警戒を続けた。木曜日のアジアの株式は大半が値を下げた。中国の中央銀行は銀行間の短期金融市場における流動性を引き締めており、中国の上海総合は利率引上げの可能性に対する懸念を受け1.9%下落した。
予想を上回る上昇を記録した11月の中古住宅販売を受け、昨夜の米国株式は上昇し取引を終えた。中古住宅販売数は7.4%増加し、経済専門家たちの予測を2倍超上回った。
アナリストによる弱気のコメントが銀行株に打撃を与え、昨夜のウォール街は若干安となった。 UBS のアナリストは、資本市場での季節的な減速が今年は早めに現れる可能性があると語り、 Morgan Stanley 、 JP Morgan 、その他企業に対する同社第4四半期収益目標を削減した。
月曜日のアジア各国の市場は、ウォール街の下落を一蹴し、ほとんどの市場で上昇して始まった。
今朝のアジア各国の株式市場はじり高の展開となった。日経平均株価指数は4カ月ぶりに9600円台に下落、東京建物が最大456億4千万円規模の新株を発行することを発表したことを受けて、値を戻した形となった。韓国株式市場は主要な技術系企業関連株が値を上げたことから上昇した。
アジア各国の株式取引所はウォールストリートの小幅な上昇を受けて混乱した状態で取引を開始した。米ドルの反発は投資家にとって近年の株価の上昇から得た利益を温存する口実を与える形となった。15カ月ぶりの高値を記録した香港のハンセン指数は今朝一転して下落し、東京株式市場も一連の企業資金調達計画を嫌気して下落した。
いくつかの力強い業績報告がなされたものの、低調な住宅レポートを受けた昨夜のウォール街は下落した。個人所有住宅の着工数は予測を下回る0.5%増の59万棟となった、と商務省は語った。