オーストラリア市場レポート 2010年8月4日
前日に6週間での最高水準を記録した後に上昇分を失い、水曜日のオーストラリア株式市場は値を下げて取引を開始した。取引前半において S&P/ASX200 指数は0.3%下落し4,558.1ポイント、全株指数は0.28%下落し4,573.8ポイントとなった。金融株・工業株は0.5%下落、原材料部門は0.4%下落した。
前日に6週間での最高水準を記録した後に上昇分を失い、水曜日のオーストラリア株式市場は値を下げて取引を開始した。取引前半において S&P/ASX200 指数は0.3%下落し4,558.1ポイント、全株指数は0.28%下落し4,573.8ポイントとなった。金融株・工業株は0.5%下落、原材料部門は0.4%下落した。
予測よりも良い内容の製造業データとヨーロッパの銀行からの力強い業績を受けウォール街では10週間での最高水準を記録、今朝のオーストラリアの株式市場は上昇した。原材料・IT・エネルギー部門に先導され、ほぼ全ての部門において好調な動きが見られた。
ウォール街での金曜日の下落に続いて、月曜日のオーストラリア市場は開場時に大幅な下落を記録した。 Bank of America ・ Citigroup ・ General Electric からの落胆的な業績報告を受け、金曜日のダウジョーンズ工業平均は2.52%下落した。消費者信頼感における大幅な低下も、米国経済の回復に対する不安を拡大した。
第2四半期における上向きな企業業績により活気付いた昨夜のウォール街が大幅上昇を記録したことから、水曜日のオ-ストラリア株式市場は全部門で上昇し力強い取引開始となった。今日の S&P/ASX 200 指数は取引開始直後に約1.7%上昇した。
少ない取引量の中で金融株・エネルギー株に先導され、水曜日のオーストラリア市場は下落した。前取引における米国とヨーロッパ市場での上昇は投資家たちを活気付けることができなかった。これは米国においてさらに落胆的な経済データが出てくるのではないか、と投資家たちが不安を抱いたことによる。
ヨーロッパでの負債に関わる苦境によりウォール街やヨーロッパ市場が昨夜再び下落したことから、金曜日のオーストラリア株式市場は取引開始時に大幅下落を記録した。ヨーロッパの負債危機が世界中へ広まる可能性があると投資家たちが懸念を抱いたことから、ダウジョーンズ工業株平均は1年超の期間における1日あたりでの最大の下落を記録した。
金曜日の市場取引開始直後、オーストラリアの株式は銀行や大型鉱業企業に先導され1%下落した。低調な一次産品価格やウォール街での下落により、同国内市場は打撃を受けた。アジア市場も今日、米国からのマイナス先導により多くが値を下げた。