CSL Ltd. (ASX:CSL)は為替が大きな逆風となっている中、上半期利益を市場の予測を上回る23%増、12月31日までの半期純利益を6億1740万豪ドルとした。これは前年同期の5億190万豪ドルからの増加。
Sydney, 2010年2月18日, AEST (ABN Newswire) - 米国株式市場、アジア諸国の株式市場が明るい見通しを示したことや、原料価格の上昇を受けてオーストラリア株式は水曜日大きく値を上げた。多くの企業が収益拡大の結果を示したことも国内市場の上げ要因となった。取引終了時のS&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は100.1ポイント・2.2%上昇の4667.9ポイント、全株価指数は96ポイント2.1%上昇し4686.8ポイントとなった。
注目の経済事象と数字
経済の方向性を予測するWestpac-Melbourne Institute先行指標の年間成長率の12月の数値は6.2%で、長期動向率2.7%を大きく上回った。WestpacのシニアエコノミストMatthew Hassan氏によると、同指標は6月にマイナス6.9%という非常に低い数値を記録した後、急速に成長する方向性を保ちつつ改善を続けている。
企業合併&買収ニュース
高速道路運営を手がけるTransurban Group (ASX:TCL)によると、同社は先月運営会社が破産管理人の管理下におかれたシドニーのLane Coveトンネルへ入札を行うことを計画している。Transurbanはまた2つのカナダの年金基金とは、同社が買収オファーを拒否したため接触をしていないことを示唆した。同グループは12月31日までの半期純利益を5040万豪ドルとした。これは前年同期の190万豪ドルからの増加。
重要企業ニュース
Coca-Cola Amatil (ASX:CCL)は2009年の年間収益を昨年の3億8560万から16.4%増の4億4900万豪ドルとしたと発表した。この結果の原動力となったのは、インドネシア・パプアニューギニアならびにオーストラリア飲料事業における好業績、ニュージーランド事業における下半期の回復、食品・サービス部門の収益が20%以上伸びたことなど。同グループは、新年度の上半期も1桁台後半の収益成長率を記録する見通し。
Count Financial (ASX:COU)は12月31日までの半期純利益が前年同期の586万豪ドルから、1380万豪ドルに増加したこと、投資ポートフォリオにより545万豪ドルの利益を上げたことを発表した。Countはまた年間EBIT(税金支払前利益)を10%上昇、およそ2580万豪ドルとなると予測している。
AXA Asia Pacific Holdings Ltd (ASX:AXA)は12月31日までの年間純利益を6億7920万豪ドルとした。これは前年の2億7870万豪ドルから増加。金融市場の回復に伴い投資関連収益の改善したことが今回の好結果の一因。
Dexus Property Group (ASX:DXS)は12月31日までの半期純損失1億703万豪ドルを記録した。前年上半期准損失は9億7515万豪ドルであった。この半期結果は、2009年の厳しい状況の中での同社の良質な不動産ポートフォリオの回復力および本来の価値を反映しているとCEOのVictor Hoog Antink氏は述べた。
CSL Ltd. (ASX:CSL)は為替が大きな逆風となっている中、上半期利益を市場の予測を上回る23%増、12月31日までの半期純利益を6億1740万豪ドルとした。これは前年同期の5億190万豪ドルからの増加。CSLは現在、年間の数字が以前に設定した見通しの最大値に近い数値になると予測しており、為替レートを2009年度の平均に設定した場合の純利益は11億6千万~12億6千万豪ドルと見込んでいる。
ショッピングモールの開発・運営を手がけるWestfield Group (ASX:WDC)が水曜日、同社は2009年の営業利益を6.2%増としたことを伝えた。この増加は1年を通じてオーストラリア事業が好調であったことに加えて、同年下半期の米国、英国、ニュージーランド事業状況が安定的であったため。
ゴム製品メーカーのAnsell Ltd. (ASX:ANN)は12月31日までの半期純利益が前年同期の7220万豪ドルから6140万豪ドルに減少したことを発表した。同社は上半期販売での回復を受けて年間収益見通しを引き上げ、年間収益を1株あたり69~74米セントと予測している。
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