Sydney, 2009年12月9日, AEST (ABN Newswire) - 火曜日の取引市場では、米国株式が転落した一方で米ドルが上昇した。いくつかの政府の財政状況への不安から、投資家はリスクの高い資産を売却し、安全圏の米ドルにシフトした。
格付け会社のMoody's Investors Servicesは、米国ならびに英国の国家財政は悪化していると述べた。同社はまた、ドバイ政府関連企業の格付けをさらに引き下げた。
ユーロは米ドルに対して1.47米ドル以下レベルまで値を下げた。これはFitch Ratingsがギリシャの債務格付けをA-からBBB+に引き下げたことに起因する。主要格付け会社がギリシャをAグレード以下とするのは10年ぶり。月曜日にはStandard & Poor'sが、ギリシャの国債の格付けを引き下げる可能性を示唆した。10月のドイツの工業生産高の思いがけない落ち込みを示したデータも、ユーロを押し下げる要因となった。
ウォールストリートでの落ち込みを受けて、今朝利回りの高い豪ドルも下落した。オーストラリア東部夏時間7時の時点で、豪ドルは $US0.9026/28で取引された。これは火曜日の取引終了時の$US0.9126/29から1.11%下落。円は上昇傾向にあり、1米ドル88.35円超えで安定している。日本の第3四半期国内総生産(GDP)の修正後の数値の発表が待たれているが、アナリストらは日本経済は当初の予想より緩やかなペースで回復すると見込んでいる。
お問合せ先
Satoko Hiasa
TEL: +61-2-8205-7353
EMAIL: satoko.hiasa@abnnewswire.net
| ||
|