Syrah Resources (ASX:SYR)はサウジアラビアのMashoura Coと探査・採掘を行うジョイントベンチャーの創設に関する覚書を交わした。このSyrahとMashouraのジョイントベンチャーは、サウジアラビアにおける埋蔵資源のポートフォリオを引き続き増加させる見通しで、所有権についてはSyrahが80％、Mashoura Coが20％を保有する。
Sydney, 2009年12月7日, AEST (ABN Newswire) - 火曜日のオーストラリア市場は、米ドルの急騰を受けて一次産品価格が下落したことから資源関連株を中心に取引が手控えられ、値を下げて取引を終了した。S&Pオーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は25.7ポイント・0.6％下落し4676.5ポイント、全株価指数は26ポイント・0.6％下落し4695.2となった。
注目の経済事象と数値
11月のThe Australian Industry Group/Housing Industry Association Performance ofConstruction Index (PCI)は3.3％下落の47.6％。この下落はアパートやマンションが急落したことに加え、土木工事の減少によるものであった。AiGroupの公共政策ディレクターPeter Burn博士は、First Home Owners Boostが12月31日で完全に終了するため、今後数ヶ月で更なる落ち込みが予測されると述べた。
ANZが実施した職業調査によれば、主要な新聞およびウェブサイトに掲載されている11月の求人数は10月の数値から季節調整済み値で5.2％下落した。同調査はまた、全求人数は今年7月と比較して12.3％増加した一方で、2008年11月比では依然として34.2％低い数値であるとしている。ＡＮＺチーフエコノミストのWarren Hogan氏は、失業率に関しては安定してきた模様だと述べた。
NABは今日、11月の景気動向調査を発表する予定である。オーストラリア統計局は11月期の収支と国際投資データを公開。Dun and Bradstreetは景気予測調査を発表する。
企業合併＆買収ニュース
ANZ Banking Group (ASX:ANZ)は、ベトナムにおける同社の事業拡大に向けて重要な節目となるふたつの発表をした。The Royal Bank of Scotland Group (NYSE:RBS)事業の買収と、ホーチミンシティに10店舗目となる支店を開業させたことである。ANZは現在、同社が展開を予定する6市場のうち2市場、フィリピンとベトナムで買収を完了させている。同銀行は2010年3月末までに香港で買収を完了させ、その他のマーケットについても2010年中旬までに完了させる見通しである。
Origin Energy Ltd (ASX:ORG)は、Woodside Energy Ltdから全額7億1250万豪ドルの権益を得ることが不可能となった。これは、もうひとつのジョイントベンチャー・パートナーのBenaris International Pty Ltdが、同プロジェクトの部分的な利益に関して先売権を行使する決定を下したためである。Originはこれを受けて、5億720万豪ドルの権益を得る計画をしている。
重要企業ニュース
Babcock & Brown Power (ASX:BBP)は、Babcock & Brown Internationalとの間に4億4400万豪ドルの負債を決済する合意に達した。BBPは最高3770万豪ドルを現金で支払い、BBPが保有しているクイーンスランドOakey発電所の権益50％の売却によって補填する見込み。BBPはまた、前親会社に対して、8073万豪ドルの株式を発行する見通しである。
PaperLinx (ASX:PPX)は10年間の事業見直しの結果として、Wesley Vale事業とBurnieにおける事業の一部を打ち切る見通しである。PaperLinxは、同社のタスマニアにおける製造工場の大部分を閉鎖により、252人が職を失うことになる。PaperLinxが伝えたところによれば、同社は今後販売に特化し、紙、標識、ディスプレイ、グラフィックス関連商品、産業包装などをオーストラリア、ニュージーランド、アジア、ヨーロッパ、北アメリカの顧客に広く販売していく。
Syrah Resources (ASX:SYR)はサウジアラビアのMashoura Coと探査・採掘を行うジョイントベンチャーの創設に関する覚書を交わした。このSyrahとMashouraのジョイントベンチャーは、サウジアラビアにおける埋蔵資源のポートフォリオを引き続き増加させる見通しで、所有権についてはSyrahが80％、Mashoura Coが20％を保有する。
Rio Tinto(ASX:RIO)が先日発表したところによれば、同社は、資源大手BP (NYSE:BP)と共同実施しているHydrogen Energy Californiaプロジェクトにおける炭素捕獲・貯蔵テクノロジーに投資の大部分を集中させる計画である。その一方でRioTintoは、アビダビの水力発電プロジェクトの権益50％をBPに売却している。取引額に関しては公開されていない。
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