Sydney, 2009年1月19日, AEST (ABN Newswire) - オーストラリアの鉄鉱石やコークス用炭輸出の契約価格が半減すると予測され、経済下降を悪化させ国の最終収益に打撃を与えている。
この厳しい見込みは、中国での成長不振によりオーストラリア経済が不況に陥ると予測する Access Economics によるものである。
「我々は近代史上最大の市場メルトダウンの真っ只中にいる」と Access は語る。
Access の分析によると、昨今の不調が上昇分の全てを消し去り、スポット市場価格は5・6年前の水準に戻っているとのことである。一次産品価格のこれまでにない上昇は、政府に少なくとも400億豪ドルの偶発的な収益を創出し、黒字を急増させた。
金融危機が世界を不況へと押し進め、4月契約のコークス用炭や鉄鉱石の価格は半減する可能性がある、と Access は予測する。
国内失業率が4.5%へ上昇し、収益減のため鉱業・資源部門における何千もの職が削減されると予測されている。鉱業の生産量が削減されることから、次会計年度の鉱業における職数は11.4%減少する、と Access は予測している。
オーストラリア経済に対する厳しい見通しは、来年に自律的景気後退を辛うじて免れると予測する NAB (ASX:NAB) も共有している。修正見通しのなかで、同行のエコノミストは昨年度最終四半期において経済が0.2%縮小すると警告した。
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