オーストラリアの Icon Energy (ASX:ICN) 株は木曜日、同社による中国企業との大型契約に関する発表が市場を驚かせた後、48%上昇した。
Sydney, 2010年4月9日, AEST (ABN Newswire) - 予測よりも良い内容の小売売上数値により投資家たちが活気付いたことから、昨夜の米国株式は上昇した。これにより来週始まる報告期への不安もある程度和らげられた。ウォール街からのマイナス先導を受け、昨日のアジア市場は大半が下落した。日本の日経225は低調な機械受注データを受け1.1%下落した。中国の上海総合は0.94%下落、香港のハンセン指数は0.3%下落となった。しかし、取引後半に海外からの力強い買いを受けた韓国の Kospi は0.4%上昇した。
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オーストラリアの Icon Energy (ASX:ICN) 株は木曜日、同社による中国企業との大型契約に関する発表が市場を驚かせた後、48%上昇した。この新興炭層ガス企業は、中国の SinoGas Group の子会社 Shenzhen Sino Industrial Development Company との間で覚書を締結したと語った。320億豪ドル相当となるこの契約は、2014年から20年にわたり Icon が中国へ4,000万トンの LNG を供給するというものである。同社は南オーストラリア州・クイーンズランド州の同社施設とともに新施設の取得、既存のジョイントベンチャーパートナーとの提携を通じ、契約要求事項を満たす予定である。
日本のファーストリテイリング (TYO:9983) は、9月から2月までの期間において55.7%増となる純利益553億6,000万円を報告した。これに対し前年同期は355億5,000万円であった。この力強い業績は主に海外への拡大からの売上によるもので、同社ユニクロ店舗での同期間の海外収入は前年の186億円から大幅に増加し405億円となった。同社は海外上場も検討している。
買収ターゲットとなっている Macarthur Coal Ltd (ASX:MCC) は、オーストラリアの同業採掘企業 New Hope Corp (ASX:NHC) から同社を37億1,000万豪ドルで評価する敵対的入札を受けたと語った。この最新オファーにより同鉱業企業への入札争いが開始される。 Peabody Energy Corp (NYSE:BTU) からの35億6,000万豪ドルでのオファーに対抗すべく、 Xstrata PLC (LON:XTA) が入札の可能性について Macarthur Coal の主要株主に打診したと報じられている。
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