Sydney, 2007年12月12日, AEST (ABN Newswire) - Rio Tinto(ASX:RIO)は11日、BHPが入札をするか取り止めるかを正式に決定するよう促す力を持つイギリスの買収委員会へ申請をすることで、BHPに対し「打ち上げるか止めるか」の最後通告を行った。

その決定が通れば、BHPは1,400億ドル・株式3対1案を正式化することを求められることになる。

このRioとBHP間の動きは1ヶ月以上続いており、これによってカウンター入札の憶測が広まり、絶対的な力を持つ連結グループが原材料費の基準額を決めることを恐れるライバル鉄鋼メーカーからの抵抗を引き起こした。

RioとBHPが合体すれば、世界中の鉄鉱石市場の27%を効率的に支配、国際的な石炭・銅・ウラニウム・ダイアモンドの流通をコントロールすることになる。

Fat ProphetsのアナリストGavin Wendt氏は11日、イギリス買収委員会に話を持ち込んだことはRio の戦略的な動きであるとMiningNews.netに語った。

「RioはAlcan買収を落ち着けたばかりで、彼らは株主のために全力を挙げて価値を上げていかなければならない。しかし、その中で5分おきにBHPがどう動くのかをチェックしている・・・これは経営陣にとって時間効率の上で非常に大きな妨げになっている」

11日、Rioは20セント安146.50ドル、BHPは61セント上昇44.20ドルで取引を終えた。

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