Tokyo, 2007年10月19日, AEST (ABN Newswire) - サントリー株式会社 (社長:佐治 信忠) とキリンビール株式会社(社長:三宅 占二)、キリンビバレッジ株式会社(社長:齋藤 信二)は、環境負荷の低減およびコスト削減を目指し、サプライヤーの業務効率化の支援を図るため、資材調達において協力していくことで合意しました。
●缶蓋における規格共有化
サントリー社は、缶容器におけるアルミニウム使用量削減のため、キリンビール社が先行して使用している「204径缶」を、ビール、発泡酒、新ジャンルで採用することを決定しました。
キリンビール社は、今回の採用に関して、「204径缶」缶蓋の仕様標準化の観点におけるサポートを行います。両社間の規格を統一することで、サプライヤーの稼働率向上と在庫削減を促進し、環境負荷の低減およびコスト削減を目指します。
なお、「204径缶」は、現在多くの企業が採用している「206径缶」に比べ、缶蓋の口径を2.45mm小さくすることで、缶蓋のアルミニウム使用量を13%以上削減し、軽量化を実現したものです。
●ダンボール原紙の共同調達
キリンビール社およびキリンビバレッジ社は、サントリー社が実施しているダンボール原紙共同調達スキーム※に参加し、清涼飲料を中心とした飲料商品のダンボール原紙の共同調達を、2008年調達分より開始します。原紙サプライヤーへの購買計画情報の提供、および原紙の仕様統一を図ることで、原紙サプライヤーの稼働率向上と在庫削減を促進し、コスト削減を目指します。
※サントリー(株)、日清食品(株)、ハウス食品(株)、(株)永谷園の4社によるスキーム
自然の恵みを原料とした商品を数多く扱うサントリー社とキリンビール社、キリンビバレッジ社にとって、持続可能な社会の構築への貢献は重要な取り組みのひとつであり、これまでも各社で環境保全対策などの様々な施策を展開してきました。また同時に、高品質な商品を安定的にお客様へお届けするため、各社で様々なコスト削減にも努めています。
しかしながら、急速に深刻化していく環境問題や、近年厳しさを増す資材の調達環境を鑑み、今回3社は、従来の枠組みを超えた新たな協力体制を図ることで合意しました。
サントリー社とキリンビール社、キリンビバレッジ社は、今後も、環境負荷の低減とお客様へのサービス向上を推進するとともに、さらなる持続可能な社会の構築を目指し企業活動を推進します。
なお、今回の資材調達における協力関係は、資本提携をともなうものではありません。
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